音楽は場末から!
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芸術を代表する文学それから絵画、彫刻、音楽、それぞれに適切な箱が大切だ。文学にはそれらをゆったり楽しめる住環境(別荘や書斎、暇な時間)、絵画や彫刻にはミュージアム、音楽にはオペラハウスやライブハウスが必要だ。ヨーロッパから出稼ぎに来た有名画家の絵や彫刻に興味はない、文学作品は老後の楽しみだ。音楽の楽しさは演奏される場所(空間)と人間の多様性にあると思う。立川や福生のミニクラブにあった壊れたピアノで弾く客の歌伴、悪酔いした客の罵声。新宿の老舗ダンスホールの薄暗い通路の意味不明なろくでもない落書き。クビになったドラムに変わって不規則にリズムを刻むドンカマ。すべてが音楽のスパイスになる。社会が2極化しつつあるいま、場末を見つけ出す事が困難になりつつある。悪の温床にもなり得る場末だが中身の濃い文化を生み出す生命力を秘めている。新潟には裏日本一の赤線地帯があった事をご存知の方も多いのでは?
新宿ゴールデン街
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