ブルース、ゴスペル、ジャズ
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ゴスペルとブルース、ジャズ。この三つほど近くて遠いジャンルはない。NHKの教育番組でジャズやゴスペルの解説を聞いた。薄っぺらでガックリ!我が万の神の国日本には何故かゴスペルファンやゴスペルコーラスのグループが多い。ブルースは神を信じない無法者やろくな目にあっていない不幸な黒人落ちこぼれの雄叫び(だから面白い)。ゴスペルmusicはjohn the Baptist(預言者ヨハネ)が必ず自分たちをお救いくださると信じてやまない黒人達が福音書にもとずいて書いた宗教音楽だ。黒人版のアベマリアやバッハのコラールといったところだろう。いまだに優れた黒人シンガーやミュージシャンの殆どはゴスペル畑出身だ。そしてアメリカの黒人ジャズ演奏家はブルースやゴスペルのDNAをしっかり受け継いでいる。我が日本でもハーレムルネッサンスのような出来事が起こればいいのだが。ところでBlues のスラングで聖ヨハネ(john the gospel)をもじって john the conquerer root という表現が良く出てくる。放送禁止用語なので知りたい方はどうぞライブ会場で(笑)。PS ブルースもジャズもゴスペルもソウルミュージックも音楽的には同じアフロアメリカンファミリーです。今では世界中でもっともファンの多いジャンルではないでしょうか。All that jazz?