クラシック以外の音楽には基本的に楽譜がない(使わない)。最近インターネット経由で色々な名演のコピー譜を入手する機会があったが残念ながら正確に演奏の特徴を捉えたものに出会う事がなかった。一つのミスコピーで難しくなったり弾けなくなったりする楽譜に書かれた音楽。アドリブを流暢にこなす多くの演奏家は楽譜や理論ではなくもっとエモーショナルに音を感じる人種だと思う。目や概念からピュアな音の世界を感じるには不完全すぎる楽譜の存在。必要悪、それとも救世主。楽譜ー音楽に関わる人種にとってはなくてはならない道具に間違いはないのだが。