デュークエリントンやカウントベーシー。優れたピアニストそしてバンドリーダーだ。音楽を演奏するのは絵を描いたり小説を書く事と似て非なるものだ。サイドマンとして優れていてもリーダーシップを発揮して歴史に残る作品を残すミュージシャンは稀である。ベト7や未完成交響楽などのように優れたクラシック音楽もカリスマ指揮者カラヤンやブルーノワルター、そして職人芸のオーケストラなしには人に感動を与える事が出来ない。自分に音楽的リーダーの資質があるか?これで結構あるのだから世の中わからない。結局パッション、イマジネーション、人間性のバランスなのだろう。音楽がすべての哲学のトップに位置する所以である。ストリートミュージョシャンは吟遊詩人、プロの音楽家は大富豪のお抱え芸人、オルガニストは教会の専属キーボードプレーヤー。西洋史では地位の高い音楽も日本社会では何か寒さに耐えているのが現状。でも21世紀は音楽の世紀である。自分たちの音楽で喜んでもらう事に勝る楽しみはない。